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手書き年賀状の書き方 2023年(卯年)筆ペンで書く表面(住所・名前)と年賀はがきデザイン

手書き年賀状の書き方 2023年(卯年)筆ペンで書く表面(住所・名前)と年賀はがきデザイン

年賀状準備を始める季節がやってまいりました。今年こそ手書きの年賀状に挑戦してみてもいいなと思っている方に向けて、手書き年賀状の書き方解説をしてみたいと思います!パソコンでも簡単にできてしまいますが、手書きだからこその魅力たっぷりの年賀状の書き方、試してみませんか。

年賀状の書き方 2023年(卯年)

年賀はがきの参考画像
こんにちは、小鳳です。

最近めっきり寒くなりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
いよいよ秋も深まってまいりまして…そろそろ年賀状の季節ですね!!
(うわ~めんどくさいこと思い出した~と思っているそこのあなた!気持ちはわかります(笑))

今年こそは手書きで年賀状を書いてみてもいいかなと思っている方へ、
手書きの年賀状の書き方を解説していきたいと思います。
表書き(住所や名前)の書き方と、裏面のデザイン考察についてお話しできればと思っていますので、
是非どちらかでも「手書き」にチャレンジしてみていただければと思います!


表面解説

はがきの表面
早速ですが、表面(住所や名前)の書き方から解説していきます。
今回は筆ペンで書く場合の解説になりますが、ペンで書かれる方にも、パソコンでレイアウトを考えられる方にも参考になる部分はあるかと思います。

まず、送り先の住所の書き出し位置ですが、上記画像のように、
住所の場合ははがきの郵便番号表記の一番右端とその隣の間くらいから書くのが良しとされています。
住所が2行にわたる場合、残りの文字数が少ない場合も1行目より2行目を文字1文字分弱ほど下から書き始めます。(書き方例画像の〇部分)
2行目の文字サイズは1行目よりやや小さくても良いです。

氏名のほうは、住所と反対の郵便番号の左端とその隣を目安に書き出すと、大体中心に近い位置から書き始められると思います。
送り先が連名の場合は二人目の氏名をやや小さく書き、二人目が女性の場合は「様」は「さま」でもいいです。
また、送り先にお子様がいらっしゃる場合は「ちゃん」「くん」でもマナーとして問題はございません。
「様」は偏と旁の間をあけて名前よりも幅をとることで重心を下に持ってこれるため全体のバランスがよく見えますので、参考にしてみてください。

また、差出人の住所・名前に関しては、送り先のものより少し小さく書くことを心がけていただければと思います。

郵便番号等の数字は、やや書体を斜めに書くと見やすいです。
また縦書きの数字は漢数字、横書きの数字はアラビア数字を使用してください。

年賀はがきの場合は問題ないですが、普通のはがきを年賀として出す場合は、切手を貼っている下に赤文字で「年賀」と明記することをお忘れなく…忘れてしまうと普通郵便として届けられてしまうリスクがあります。

裏面デザイン(初級編)

はがきの裏面(初級)
さて、続きまして、裏面のデザイン案について話していきたいと思います。
~まずは初級編~
普段なかなか筆ペンで文字を書く機会がない方や、あまり枚数出さないのに年賀状印刷するのも面倒…といった方へ、1文字で完結する年賀状はいかがでしょうか。
筆ペンで書くなんてハードル高いって思われそうですが、案外楽しいので是非チャレンジしてみてほしいです。

ご用意いただくのは、お気に入りの筆ペンと印(お名前印でも「元旦」といったような文房具屋さんに売っている年賀状向けの印でもいいと思います。)、年賀はがき(もしくは普通のはがき)だけで大丈夫です。

準備ができましたら、画像やネットで「年賀はがき 卯」等で検索して出てきた年賀状のサンプルを参考に思い切って大きく「卯」や「うさぎ」って書いていただくだけです。
いや、だけって…って思われたと思いますが(笑)、印を捺せば案外何とかなります。
印ってすごいんですよ、捺すだけでただの落書きでも作品風に仕立てることができます!
文字を書くことに苦手意識がある方であれば、あえて崩してみることをお勧めします。
崩せば楷書で書くより、ごまかしがききますので。

大きく書いた文字の横に印を捺し、スペースが余ればペンでコメントも添えれたらもっといいですよね。
何より、心を込めて書けば、受け取った側は”この時代にも手書きの年賀状ってあったかくていいな”って思って下さるもんです。
印刷で届いた年賀状って正直あまり印象には残りませんが、手書きできた年賀状って印象に残りますよ(^^)

裏面のデザイン(中・上級編)

はがきの裏面(上級)
次は、中・上級編のご提案です。
中・上級と書きましたが、何が難しいのかといわれるとむずかしいわけではないです(笑)
単純に書く文字の量を増やしてみてはというご提案になります。

先ほどの「卯」の文字や「賀正」等の年賀状によくある文字の横に、筆ペンで一言挨拶を書くイメージです。
年賀状の裏面にこう書かなくてはいけないという決まりはないですので、自由でいいんです。

…参考に年賀状書いてみようと思って書いたのですが、あまりに自由すぎて適当になってしまいました(笑)
(実はまだ今年のデザインとか何も考えてないんです…ゴメンナサイ)
今後いい案が思いついたらインスタに投稿していきたいなと思ってますので、ぜひ参考にしてみてください。

また、下記のリンクのように検索してみたらいろんなレイアウトが出てきます。
いろんなものを参考に、自分らしい書体イメージを見つけて書いてみてください。

おわりに…きれいな文字を書くために

はがきの裏面
年賀状を書くにあたって、一番大事なことは文字のきれいさではなく間違いの無いよう丁寧に書くことだと思います。
そのうえで、文字の美しさがあるとより相手の心に響くものになると思います。
そこで、より文字を美しく見せるためのコツを二つ挙げたいと思います。

①まっすぐに文字を書くこと
縦書きの場合も横書きの場合も一つ目の文字の中心を意識して次の文字を書く、そしてまた次の文字も…と
中心を意識して文字を書くことを心がけてみてください。
時々立ちどまって全体を俯瞰するように見ながら書き進めると、よりバランスがとりやすくなると思います。
とはいえ、それができたら苦労しない…と私はいつも思っています(笑)
書きながら全体を意識しなくて済むように先に鉛筆で基準とする中心線を入れてみたり、紙が薄い場合は
下に罫線を入れた下敷きを引く、などして練習していただくのが良いと思います。

②小さく書く文字と大きく書く文字を意識すること漢字は大きく、ひらがなやカタカナ・数字は小さく書きましょうと聞いたことのある方も多いかと思います。
大方その要領で書いていただいて大丈夫です。ひらがな等、漢字に比較して画数が少ない字は、画数の多い字と同じ大きさで書いてしまうと、大きく見えます。
極端に差をつける必要はないですが、漢字とひらがなで差をつけるほか、漢字(ひらがな)の中でも画数の多い字と少ない字でそれぞれ大きさを変えることを意識してみるだけで印象が変わるかもしれません。

簡単に文字を美しく見せるためのコツを挙げさせていただきましたが、一番大事なのは、毎日少しでも練習することです。
毎日練習となるとハードルが高いかもしれませんが、大切なのは毎日少しでも文字に触れることだと思います。
練習とまではいかずとも日々の生活の中で少しでも文字を美しく書くことを意識してみたり、ご自身が綺麗と感じる字を真似してみることで、きっと上達すると思います(^^)

人によっては、年賀状を送る機会も減っているかとは思いますが、ぜひ今年は手書きの年賀状に挑戦してみてはいかがでしょうか?
何か少しでも参考になりましたら幸いです。

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